2008年度授業概要

学部(専修課程)][大学院(修士課程・博士後期課程)]

 

学部(行動文化学科社会心理学専修課程)

科目名 社会心理学概論「社会心理学入門:第1部」

担当教員 山口 勧・唐沢かおり

学期:夏

 2単位

曜日・時限 火4

 この講義では、社会心理学における実験的研究を中心に取り上げ、これまでに実験社会心理学の分野で蓄積されてきた知見に基づいて、人間の社会的行動をどのように理解したらよいかを考える。具体的には、社会心理学の実験的方法の論理、社会的認知、態度変化、集団内行動、集団間行動、社会的行動の文化差、社会心理学の応用などに関する実証的な研究について解説する。受講にあたって、特別な知識は必要としないが、心理学についての基礎的な知識があることが望ましい。参考文献は授業中に指示する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 実験社会心理学演習「比較文化心理学」

担当教員 山口 勧

学期:夏

 2単位

曜日・時限 月2

 社会心理学における比較文化的研究をとりあげる。テキストだけでなく,そこで引用されている重要な論文の購読を行う。その他,毎回,実験・調査およびさまざまな社会的事象に関する因果解釈の可能性について議論する。科学的な研究を行う際には,別解釈の可能性について,常に考える必要があるので,その訓練のためである。テキストは,Smith, P. & Bond, M. H. (1998). Social Psychology across Cultures (2nd edition). Allyn & Bacon を用いる。その他の購読文献は,授業の際に指示する。なお,受講者には毎週レポートが課されることになる。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験実習 (U)「社会心理学実験実習:第2部」 

担当教員 山口 勧・唐沢かおり・月元 敬

学期:夏

 2単位

曜日・時限 木2 

 社会心理学のいくつかの分野における実験を経験する。受講生は少人数のグループに分かれ、実験材料の作成から、実験の実施、データ分析を共同で行なう。これらの作業は、授業時間以外の時間に行なわれることがある。レポートは、個人作成とする。いずれの課題についても、公開の発表会で報告しなければならない。

この授業では、実験データをコンピュータを利用して統計的に分析することになるので、統計関係の授業とコンピュータ関係の授業を平行して受講しなければならない。具体的な講義名については、オリエンテーションで指示する。なお、受講は、社会心理学実験演習(T)「社会心理学実験演習:1部」を既習の社会心理学専修課程の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験実習 (V)「社会心理学実験実習:第3部」

担当教員 山口 勧・唐沢かおり・月元 敬

学期:冬

 2単位

曜日・時限 木2

 第2部に続いて、社会心理学のいくつかの分野における実験を経験する。受講生は少人数のグループに分かれ、実験材料の作成から、実験の実施、データ分析を共同で行なう。これらの作業は、授業時間以外の時間に行なわれることがある。

 レポートは、個人作成とする。いずれの課題についても、公開の発表会で報告しなければならない。この授業では、実験データをコンピュータを利用して統計的に分析することになるので、統計関係の授業とコンピュータ関係の授業を平行して受講しなければならない。具体的な講義名については、オリエンテーションで指示する。なお、受講は、社会心理学実験演習(U)「社会心理学実験演習:2部」を既習の社会心理学専修課程の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学概論「社会心理学入門:第2部」

担当教員 池田謙一

学期:夏

 2単位

曜日・時限 火3

 本講義は社会心理学入門の第2部として、半ば第1部の応用編、半ばマクロな社会心理学の概説にあてられる。必須ではないが第1部の講義も聴講していることが望ましい。

 この講義では、私たちが社会に対して持つイメージ、またそのイメージに基づいて行う行動とその社会的なインパクトについて議論することを目的とし、対人コミュニケーション、ソーシャル・ネットワーク、マスコミュニケーションといった一連のコミュニケーション関連テーマを論ずる一方、世論、消費者行動、価値意識、投票行動といったマイクロ=マクロ・リンケージに関わる領域を検討する。さらに、私たちの「常識」やステレオタイプ、あるいは俗信を成り立たせている社会的現実感の問題についても議論していく。準テキストとして池田『社会のイメージの心理学』(サイエンス社)、安藤・大坊・池田『社会心理学』(岩波書店)、池田『コミュニケーション』(東大出版会)を挙げておく。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 応用社会心理学演習「リアリティの社会心理学」

担当教員 池田謙一

学期:冬

 2単位

曜日・時限 月5

 認知社会心理的なアプローチがいかにわれわれの日常的な認識と関わるのか、いくつかの代表的な領域の中で議論していく。社会心理学の主要な理論的テーマや社会心理学的な含意を持つ社会問題に関し、毎週全員で議論していく。論題の対象は、コミュニケーションとは何か、人はなぜ社会全体の動きを気にするのか、他者とは何か、あるいはより現実に密接した諸問題など、「自分で社会心理学的に考える」課題を用意する。今年は諸種の社会的問題に関して公開された分析・データについて、どんな問題があり、どのような異なるアプローチが可能か、頭をひねる課題を主として考えていきたい。学生は授業参加のためかなりの準備を必要とし、課外での議論の機会も必要となる。また毎週レポートを提出する。もちろん、演習時の積極的な発言が重要であるのは言うまでもない。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 認知社会心理学演習「社会的認知」

担当教員 唐沢かおり

学期:夏

 2単位

曜日・時限  水4

社会心理学の貢献や他領域との関連について議論した論文を取り上げ、文献を購読し、社会心理学の学問世界における位置づけについて考察する。テキストは、Lange (2006) Bridging social psychology: Benefits of transdisciplinary approachesを用いる。毎回、3〜5論文程度を取り上げる予定である。受講者に対しては1)担当論文のレジュメを指定の期日までに作成・提出し、授業内で論文について解説をすること、2)各論文の論点についてのレポートを指定の期日までに提出すること、3)授業内での議論に積極的に参加すること、の3点を求める。また、グループに分かれて、授業のための議論の作成を求めるが、これは授業時間外に行うことになる。受講に当たってはその点にも留意すること。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験実習 (T)「社会心理学実験実習:第1部」

担当教員 唐沢かおり・月元 敬

学期:冬

 4単位

曜日・時限 水34

 この実習では、社会心理学での実験の実施方法と報告方法の基礎を理解する。参加者は、実験データを収集し、それを分析、考察して、レポートにまとめる。

 実験は、基礎心理学的な知覚や記憶に関するものから、社会心理学的な対人魅力や対人認知に関するものまで含んでいる。履修は社会心理学専修課程の学生および進学内定者に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊講義 Research Design and Academic Presentation

担当教員 Gill Steel

学期:夏

 2単位

曜日・時限 月3

This course introduces academic presentation style: the differences between reading a paper and actually presenting one, that is, how to present research in an interesting and meaningful way.

Workload: short presentations, short writing exercises and one final presentation.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 応用社会心理学演習「政治心理学入門」

担当教員 Gill Steel

学期:冬

 2単位

曜日・時限 水3

This seminar introduces students to the exciting, interdisciplinary field of political psychology.  We begin by discussing what political psychology is, before turning to the key themes, approaches and commonly used methods.  We then focus on political decision making in the United States, comparing this with Japan: how citizens form opinions about politics - what people know, how they organize their beliefs and why this is important.  We also discuss what influences and shapes public opinion. The course is a discussion seminar and students are expected to come to class prepared to discuss the weekly reading assignments. Assessment is by a combination of class participation and a report.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学調査実習 (T)「社会心理学調査実習(前半)」

担当教員 Gill Steel   

学期:冬

 2単位

曜日・時限 水2

社会心理学調査に必要な調査理論と技術の習得を目的とし、実習と講義を行う。仮説の設定から、調査の設計、分析、報告書の作成までの一連の過程を実習する。なお、実習は受講者をいくつかの小班に分けて行うので、出席が前提である。

実習と並行して講義を行う。講義の主な内容は、社会調査における調査の設計、標本調査理論、分析手法の解説である。レポートの出題および解答の収集、各班への連絡などは、電子メールで行う予定である。

備考:テキスト使用、原純輔、海野道郎「社会調査演習」東京大学出版会

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学調査実習 (U)「社会心理学調査実習(後半)」

担当教員 Gill Steel

学期:夏

 4単位

曜日・時限 月45

 社会調査による社会心理学の実証研究の方法論及び技術を習得することを目的とする。前半に学んだ調査理論と方法の概説を踏まえて、後半は調査の全過程を実習を通して学習する。具体的には、テーマ別に小グループに分かれて仮説の設定、調査票の作成、標本抽出(サンプリング)、データ収集、分析を行う。最終的には各人が調査研究の学術論文のフォーマットに則ったレポートにまとめて提出する。調査実習には多大の時間と労力を要するが、社会調査研究の全過程を自ら参加、遂行して学習する貴重な機会を提供するであろう。

 なお、受講は前年度に「社会心理学調査実習(前半)」を履修したものに限る。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学統計T「社会心理学統計 (T)

担当教員 南風原朝和

学期:教養4

 2単位

曜日・時限 金2

 心理学研究と統計的方法との関係について概観したうえで、調査や実験で得られるデータを解析するための具体的方法と、その背後にある統計的な考え方や理論について解説する。主な内容は以下の通り。

  1.心理学研究と統計

  2.分布の記述的指標とその性質

  3.相関関係の把握と回帰分析

  4.確率モデルと標本分布

教科書:南風原『心理統計学の基礎−統合的理解のために』(有斐閣,2002年)

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学統計U「社会心理学統計 (U)

担当教員 南風原朝和

学期:夏

 2単位

曜日・時限 火2

 社会心理学基礎統計(I)に引き続き、調査・実験で得られるデータを解析するための方法と、その背後にある統計的な考え方や理論について解説する。主な内容は以下の通り。

  1.推定と検定の考え方−相関係数を中心に

  2.平均値差および連関に関する統計的推測

  3.線形モデルの基礎

教科書:南風原『心理統計学の基礎−統合的理解のために』(有斐閣,2002年)

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊講義「応用多変量解析」

担当教員 美添泰人

学期:通年

 4単位

曜日・時限 火2  

 講義の内容は,統計学に関する基本的な知識を前提として「多変量解析」の一般的な手法を学習することであるが,講義の水準は隔年で初・中級と中・上級として実施している.平成20年度は中・上級の年度にあたる.

 最初の段階で,1変量データに関する統計解析の復習,「データ解析」の解説,多変量解析の応用に必要な範囲の線形代数など,基本的な概念を復習し,関連して正規分布を中心とする数理統計の基本的な内容の整理も行う.この部分に関しては,中級程度の統計学の理解を確実にすることを目標とする.予備知識次第では相当量の練習課題と取り組む必要がある.

 続いて,実際のデータ解析とその結果の解釈を最終的な目標として,重回帰分析,分散分析,主成分分析,正準相関分析,クラスター分析,因子分析等の考え方を学ぶとともに,統計解析用のコンピュータソフトウェアによる演習を実施する.

 統計学の基礎知識にかける時間と,多変量解析の手法を学ぶための時間は,前期段階で受講生の準備状況を確認してから配分を調整する予定である.さらに高度な話題については,受講生諸君の理解を確認した上で,余裕があれば紹介することにしたい.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊講義「依頼と説得の心理学」

担当教員 今井芳昭

学期:夏

 2単位

曜日・時限 木4

 本講義の目標は、対人的影響に関連する諸現象を理解し、それらの現象を規定している要因やプロセスを概観することです。対人的影響は、与え手の意図性に基づいて2つに分類できます。1つは、与え手が意図せずに受け手に影響を与える場合で、社会的促進や社会的手抜き、行動感染、情動感染などが含まれます。もう1つは、与え手が意図的に行う働きかけであり、依頼・要請、連続的影響手段(例えば、フット・イン・ザ・ドア法)、説得(論拠を提示して受け手の態度や行動を変容させようとすること)などがあります。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊講義「記憶と思い出の社会心理学」

担当教員 野島久雄

学期:夏

 2単位

曜日・時限 金2

 コンピュータには日記や写真や動画という個人的な記録が、またインターネットには他者の情報や社会的な出来事の記録があふれている。日々の生活の中で「思い出」や個人情報の記録の占める位置は、過去とは比較にならないほど大きくなっている。本講義では、思い出を保存する技術(思い出工学)の進展を踏まえた思い出と記憶の社会心理学について検討する。さらに、生活財調査を専門とする加藤ゆうこさんの協力も得て、日本各地の思い出に関わるイベントとその意味についても考える。受講生が自分の生活を振り返ったり、他者の記憶や記録を分析したりするための参考にして欲しい。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 卒業論文・特別演習指導

担当教員 各教員

学期:通年

 4単位

曜日・時限 月61

 それぞれの指導教員による個別的な論文指導

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 心理学研究法

担当教員 岡 隆

学期:教養4

 2単位

曜日・時限 金3

この授業では、心理学の研究方法を解説する。

心理学的な知識を正確に理解するためには、知識を得るための方法に関する理解が欠かせない。この授業では、主要な研究方法について、基本的なロジックや具 体的な手続きを解説する。研究方法を単にマニュアル的に学ぶのではなく、科学哲学的な考察と結びつけて、その意味を充分に理解できるようにしたい。

         テキスト: 高野陽太郎・岡隆(編)『心理学研究法』(有斐閣)

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

 

多分野講義

科目名 多分野講義「心理学の哲学」

担当教員 戸田山和久

学期:冬(集中)

 2単位

曜日・時限 12月末の予定

 科学哲学の立場に立って、心理学は科学なのか、科学ではないかもしれないという疑いが生じるとしたらそれはいったいナゼなのか、心理学の科学性が疑われるような「科学」のとらえ方のいったいどこが問題なのか、といった問いについて、さまざまな角度から検討します。心理学的仮説やモデルの存在論的・認識論的身分の問題、心的内容(mental contents)の問題、心的因果の問題、モジュラリティの問題、心理尺度の妥当性の問題、還元主義の問題などを扱う予定です。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

 

大学院(社会文化研究専攻社会心理学コース)

 

科目名 社会心理学特殊研究「応用多変量解析」

担当教員 美添泰人

学期:通年

 4単位

曜日・時限 火2

 講義の内容は,統計学に関する基本的な知識を前提として「多変量解析」の一般的な手法を学習することであるが,講義の水準は隔年で初・中級と中・上級として実施している.平成20年度は中・上級の年度にあたる.

 最初の段階で,1変量データに関する統計解析の復習,「データ解析」の解説,多変量解析の応用に必要な範囲の線形代数など,基本的な概念を復習し,関連して正規分布を中心とする数理統計の基本的な内容の整理も行う.この部分に関しては,中級程度の統計学の理解を確実にすることを目標とする.予備知識次第では相当量の練習課題と取り組む必要がある.

 続いて,実際のデータ解析とその結果の解釈を最終的な目標として,重回帰分析,分散分析,主成分分析,正準相関分析,クラスター分析,因子分析等の考え方を学ぶとともに,統計解析用のコンピュータソフトウェアによる演習を実施する.

 統計学の基礎知識にかける時間と,多変量解析の手法を学ぶための時間は,前期段階で受講生の準備状況を確認してから配分を調整する予定である.さらに高度な話題については,受講生諸君の理解を確認した上で,余裕があれば紹介することにしたい.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊研究「リサーチデザインとアカデミックプレゼンテーション」

担当教員 Gill Steel

学期:夏

 2単位

曜日・時限 月3

 This course introduces academic presentation style: the differences between reading a paper and actually presenting one, that is, how to present research in an interesting and meaningful way.

 Workload: short presentations, short writing exercises and one final presentation.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊研究「アカデミックライティング」

担当教員 Gill Steel

学期:冬

 2単位

曜日・時限 月4

 In this course, students are expected to write a proposal for an “American-style” research paper. 

 In the first part of this course we discuss the writing process, beginning with gathering information, pre-writing, writing (multiple) drafts, peer review, and finally proof-reading.     This course places emphasis upon the process of revision, which is an essential part of the writing process. Revision involves more than fixing grammatical errors; revision is the process by which we continually create a paper.

 We begin by reviewing the fundamentals of writing style. We then apply these fundamentals to academic writing, and each student produces a research proposal.

 Workload: short writing assignments, one proposal (due in stages throughout the course), and short presentations.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学特殊研究「心理学の哲学」

担当教員 戸田山和久

学期:冬

 2単位

曜日・時限 12月末の予定

 科学哲学の立場に立って、心理学は科学なのか、科学ではないかもしれないという疑いが生じるとしたらそれはいったいナゼなのか、心理学の科学性が疑われるような「科学」のとらえ方のいったいどこが問題なのか、といった問いについて、さまざまな角度から検討します。心理学的仮説やモデルの存在論的・認識論的身分の問題、心的内容(mental contents)の問題、心的因果の問題、モジュラリティの問題、心理尺度の妥当性の問題、還元主義の問題などを扱う予定です。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学演習「集団過程の研究」

担当教員 山口 勧

学期:冬

 2単位

曜日・時限 月2

実験社会心理学の視点から「集団過程」に焦点を当てて検討する。これまでの理論的および実証的研究を批判的に吟味した上で、受講者には実証研究を提案することを求める。

テキストは最初の授業で指示する。また、この授業における発表とディスカッションは主に英語を使用して行う。履修は社会心理学専門分野の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学演習「政治的認知」

担当教員 池田謙一

学期:冬

 2単位

曜日・時限 火3

 演習である。社会的認知の社会的共有を中心に、「政治」に限らず、広い意味で、対人的ネットワークやマスメディアのもたらす認知の共有過程に関心を持ち、ディスカッションを行う。この数年、集団形成・コミュニケーションのもたらす社会的な帰結に関心を持って検討を進めている。social capital論などがそれに該当する。参加者は社会心理学に限らず、政治学、認知心理学、コミュニケーション研究に関心を有し、積極的に討論に加わりうることが望ましい。各人は交替で各論文・著書のレジュメを発表する他、毎週授業当日までにその日の該当論文・著作を読み、電子メールで予めコメントを提出することが求められる。授業の半分はそれらに基づいた討論で占められる。この12年で対象とした図書は、インフォーマルな集団における政治コミュニケーション、政治参加と寛容性の社会心理学、政治コミュニケーションと意思決定の政治認知心理学、社会関係資本論などに関わる数冊であった。今年度もこれらに近接した領域で授業を進める。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学演習「社会的認知の研究」

担当教員 唐沢かおり

学期:冬

 2単位

曜日・時限 水5

社会的認知領域における主要なトピック(ステレオタイプ、自己・自己制御、社会的判断バイアス、自動的処理と統制的処理、認知と感情との関係、原因や責任の帰属など)に関する実験論文、展望論文を取り上げ、文献を購読するとともに、議論を行う。受講者は担当の文献に関するレジュメを作成し発表するほか、授業当日までに該当論文に対するコメントを提出すること。なお、履修は社会心理学専門分野の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学演習「世論の研究」

担当教員 Gill Steel

学期:夏

 2単位

曜日・時限 水4

This seminar is a graduate level introduction to public opinion. Our discussions will draw heavily on insights from recent research in political psychology.  We will focus on selected topics, particularly the formation, maintenance and stability of belief systems. 

We will concentrate on research on U.S. public opinion, but we will compare U.S. research with findings from Japan. 

The course is a discussion seminar and students are expected to come to class prepared to discuss the weekly reading assignments.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験及び実習「社会心理学実験及び調査 (T)

担当教員 山口 勧

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 金45

学生にはいくつかの実験プロジェクトに参加することが求められる。実際に実験を行いながら、研究計画の立案、実験の実施、および論文の作成について指導する。

この授業では英語を用いて自分の意見を表明することを奨励する。

履修は社会心理学専門分野の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験及び実習「社会心理学実験及び調査 (U)

担当教員 池田謙一

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 火45

リサーチミーティング形式の授業である。主として修士論文・博士論文、また院生も含めた他の共同研究に関わる世論調査の計画・実施・分析・論文執筆指導、および学会発表等の指導を行う。院生は毎回発表の義務を負い、そこで討論し尽くし、参加者を説得しきることができなければ、論文は執筆できない。

また、1ヶ月に1度のベースで池田ゼミの卒論指導学生の研究発表があり、院生はその卒論作成にもアドバイザーとして参加する。この過程を通じて、特定の仮説の元にデータを取得し分析するとはどういうことか、論文を執筆することはどういうることかを修得することが目指される。

 全体では、年間20本近い論文をその発想から仮説形成、データ取得、分析、検証まで検討することになる。授業時間も3時間から5時間に及ぶ。プロになるための当然の教育である。

なお、本年度は半分ほどのミーティングを英語によって行う。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験及び実習「社会心理学実験及び調査 (V)

担当教員 唐沢かおり

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 夏:水23

   冬:水12

研究計画の立案、実験の実施、データ分析、論文の作成、学会発表について指導を行う。学生は、研究プロジェクトに参加し、そこでの諸活動を通して研究者として必要な力を習得することになる。また、随時、英語による発表や議論の時間を設ける。なお履修は社会心理学専門分野の学生に限定する。

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 社会心理学実験及び実習「社会心理学実験及び調査 (W)

担当教員 Gill Steel

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 夏:水5

   冬:月3

The purpose of the research meetings is to allow students the opportunity to discuss their own on-going research projects and to get, and give, feedback. 

Students are expected to informally discuss their own and each others’ research in-progress during the meetings, by discussing their research interests and then research proposals at an early stage of the research process. I expect each student to come prepared to discuss her/his thesis several times. Beginning with discussing research interests at an early stage of the research process, then presenting research proposals, research in-progress, and finally presenting a completed project.

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 修士論文指導

担当教員 各教員

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 隔月1

 それぞれの指導教員による個別的な論文指導。

 

 

 

 

 

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率

 

科目名 博士論文指導

担当教員 各教員

学期:夏冬

 2単位

曜日・時限 隔月1

 それぞれの指導教員による個別的な論文指導。

 

 

 

 

 

成績評価の方法

期末試験 ・ 中間的試験 ・ 期末レポート ・ 中間的レポート

授業参加(発表・発言など) ・ 授業出席率