佐竹一朗
後悔とは、実際に起こった現実と、もしその選択をしていたら起きていたと思われるそれよりも望ましい事柄を比較して、ネガティブになってしまう認知的感情のことである。後悔は、行動したか否か、コントロール感など様々な要因によって大小が決まってくる。今までは後悔に関する悪い面ばかりにスポットライトが当てられてきたが、後悔には機能的な面も存在する。予期的後悔は、人の考え方次第で有効に利用することができ、後悔の少ない生活を送ることも可能だ。後悔に関するさらなる研究の深化が望まれる。