研究室の日常

1.(ほぼ)毎週のリサーチミーティング(RMと略す。いわゆるゼミに近い)

→ここでは、学生さん(学部生・大学院生両方)の研究計画発表や研究報告、学会発表に向けての準備、共同研究に関する議論などを行います。

2.学生さん有志との突発的なRMや個別の研究指導

→RMでの議論の反省会、院生室雑談的な研究の議論、論文執筆などに関する個別指導です。院生室のあたりをうろうろしていると、夕方から「なんとなく」巻き込まれることもあり。

3.随時開催の読書会

→主に休み中にまとまった時間をとって、「最新の文献」や「唐沢が読みたい文献」を中心に読書会を行います。近隣大学の先生方にもお越しいただいています。

院生の方は、おおむね毎日大学に来て、論文の執筆、データ収集や分析、各種発表の準備、議論(雑談?)を行っています。

院生指導に関する方針

 当研究室では、大学院生の方々に対して、研究の実施から論文の執筆の流れの中で、よい研究者・教育者となる資質を獲得していただきたいと考えています。また、私たちの研究や教育は様々な制度(大学・学会・研究費・査読など)に支えられていますが、これらに対しても、建設的に貢献できる人材となっていただきたいと考えています。

 指導方針の概要については、「心理学教育研究会シンポジウム」でのトークで用いたパワーポイントファイル(LinkIcon資料)にまとめてありますので、そちらをご参照ください。(なお、本HPにアップしてあるのは、シンポジウムで用いたものの改訂版です。)

大学院受験希望者の方へのお願い

 修士課程、または博士課程に入学をご希望の方は、事前にご自身の研究テーマが唐沢の守備範囲であるかどうかを、ご確認の上、受験をしていただくことをおすすめいたします。当研究室の活動は、基本的には、自己・他者・集団などに対する社会的判断のメカニズムに焦点を当てた研究が中心です。具体的な内容に関しては、私の業績、学会での活動、大学院入試説明会での情報、「研究テーマ」に記載している、現在進行中のプロジェクトをご参照ください。

 知見の「応用」や研究の方法論についても、関心を持っている方を歓迎いたしますが、修士課程から入学される方に関しては、ご自身の研究において、まずは基礎的な社会的認知過程を解明するための研究計画を進めるよう指導しています。真に意義のある応用研究を行うには、基礎的な過程に関する研究知見の理解やそれを検証するための研究計画を組む能力の獲得が必須であると考えているからです。

学部生として所属を検討しておられる方への案内

 当研究室では、社会的認知、およびその考え方を社会的判断・態度や行動の分析に適用する研究に興味を持つ人を中心に受け入れています。大学院進学を希望される方は、卒業研究の段階から、私、および所属院生と協同して研究を行い、「論文として出版可能」なレベルのものを作成することを目指してください。また、就職をされる方についても、学術的に価値の高いデータを得ることができる研究を目標にしています。

 

1.研究テーマについて:

 当研究室では、「社会的認知研究」を中心とした「Lab」として、まとまりを持って研究活動を行っています。学部生の方も、(特に就職する方は)1年という短い期間ではありますが、当研究室に所属し、そこでの研究活動を通して、社会心理学のエッセンスを学んでいただくことができればと考えています。

 社会心理学の卒論作成には、研究計画の策定、データ収集、結果分析の各段階において、大学院生の人たちから得る、さまざまなアドバイスが不可欠です。また、データ収集に当たっては、お互いに協力し合うことも必要です。したがって、研究テーマの選択においても、当研究室が取り組んでいるテーマを選択される方や、他の学部生、大学院生の人たちと協力して研究ができる方を優先して受け入れます。当研究室が取り組んでいるテーマについては、「研究テーマ」をご覧ください。

 

2.研究により何を目指すのか・・・について

 唐沢が重要視するのは、取り上げる社会的行動や現象について、それらの規定要因に着目した上で、『心的過程』の観点から生起過程を「説明するモデル」を組み立てるという志向性です。

 「○○な人は××しがちだと思うので、それをデータで検証してみよう」とか、「○○をする人はどんな人たちなのか調べてみよう」というような、単なる現象記述的研究は不可。また、個人差変数の相関のみに基づく研究も(よほど「ほお」と感心するような関係に関するもの以外は)不可。社会的な「判断・態度・行動」に至る心的なメカニズムを構築することを目指した研究を行ってください。

 

3.研究手法について:

 研究に必要なデータを得る方法については、実験でも調査でも質的研究でも可です。研究テーマに最適な手法を選択することが重要であると考えています。